2014年02月22日

落語入門25〜二十四孝〜

「孝行をしたい時分に親はなし」。おなじみの落語『二十四孝』です。






長屋の乱暴者。毎日のようにけんか騒ぎ。

今日も派手な夫婦げんかに見かねて止めに入った母親を蹴飛ばした。

大家はあきれて、お前みたいに親不孝な奴は長屋に置けないから出てけと怒る。



「『孝行をしたい時分に親はなし』ぐらい知ってるだろ。

昔は青ざし五貫文といって、親孝行するとご褒美がいただけたもんだ」

「へえ。何かくれるんなら、あっしもその親孝行をやっつけますよ」



そこで大家は昔、唐国に二十四孝というものがあってと、故事を引いて講釈を始める。



秦の王祥は、母親が寒中に鯉が食べたいと言ったが、貧乏暮らしで買う金がない。

そこで氷の張った裏の沼で着物を脱いで氷の上に伏したら、体の熱で穴があき、鯉が二匹跳ね出した。

「間抜けだな。氷が溶けたら、沼に落っこちて往生(=王祥)だ」

「お前みたいな奴は命を落とすが、王祥は親孝行。その徳を天が感じて落っこちない」



もう一つ、孟宗も親孝行で、寒中に母親が筍を食べたいと言う。

「唐国のババアってのは食い意地が張ってるな」

孟宗、鍬を担いで裏山へ。雪が積もっていて、筍などない。

一人の親への孝行もできないと泣いていると、足元の雪が盛り上がり、地面から筍が二本が出てきた。



また、呉孟は、母親が蚊に食われないように、自分の体に酒を塗って蚊を引きつけようとしたが、その孝心にまた天が感じ、まったく蚊が寄りつかなかった。



感心した親不孝男、さっそくマネしようと家に帰ったが、母親は鯉は嫌いだし、筍は歯がなくて噛めない。

それなら一つ蚊でやっつけようと、酒を買う。



ところが、体に塗るのはもったいねえと

グビグビやって、裸のまま熟睡。

朝起きると蚊の跡がないので、喜んで

「バアさん、見ねえ。天が感じた」

「あたり前さ。あたしが夜っぴぃて扇いでたんだ」m(__)m



いくつになっても頭が上がりません。


posted by 葵家 金太郎 at 21:01| 静岡 ☀| Comment(0) | 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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