2014年02月23日

静岡散歩@〜水野商店〜

これから大好きな静岡を気ままに紹介していきたいと思います。
まずは『水野商店』。私は親しみを込めて「静岡のお母さん」と呼んでいます。





開店100年。駄菓子屋系おでんの有名店だけあって、壁には色紙がズラリ。





私が大好きなのは何といってもこの店の看板娘(?)。御年80才のお母さん。いつまでも元気でね。

posted by 葵家 金太郎 at 11:58| 静岡 ☀| Comment(0) | 静岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

英霊の言乃葉@〜夢〜

先日、靖国神社で買った『英霊の言乃葉』に家族への想いを託しながら、心に残ったものを紹介します。





海軍二等機関兵曹 多田 美好 命

昭和二十一年六月二十八日
シンガポール、チャンギーにて殉難死
岐阜県出身 三十三歳

遺言

母上
長い間色々御厄介になりました。此の度の件、お國の為に一生懸命働いたのですが、敗戦と云ふ大変動で戦犯人として刑を受ける事になりました。然しお母さんの教えを守り、家の名を辱める事は決して致しませんでした事を嬉しく思つて居ります。

大らかな気持で喜んで國難に殉じて参ります。唯、生前何等の御孝養を尽すことなく、それ計りが心残りです。

どうかお母さん、何時迄もお元気で幸福にお過し下さいます様お祈りして居ります。

判決のあります前夜、お母さんにおぶつて頂いて川を渡つた夢を見ました。私は随分仕合せでした。何もかも唯なつかしく、凡て夢の様です。

親思ふ心にまさる親心 今日のおとづれ如何にきくらん

お母さん、私は死んでは居りません。何時も何時もお傍に居ります。

昭和六十三年七月靖國神社社頭掲示
posted by 葵家 金太郎 at 03:40| 静岡 ☀| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

落語入門25〜二十四孝〜

「孝行をしたい時分に親はなし」。おなじみの落語『二十四孝』です。






長屋の乱暴者。毎日のようにけんか騒ぎ。

今日も派手な夫婦げんかに見かねて止めに入った母親を蹴飛ばした。

大家はあきれて、お前みたいに親不孝な奴は長屋に置けないから出てけと怒る。



「『孝行をしたい時分に親はなし』ぐらい知ってるだろ。

昔は青ざし五貫文といって、親孝行するとご褒美がいただけたもんだ」

「へえ。何かくれるんなら、あっしもその親孝行をやっつけますよ」



そこで大家は昔、唐国に二十四孝というものがあってと、故事を引いて講釈を始める。



秦の王祥は、母親が寒中に鯉が食べたいと言ったが、貧乏暮らしで買う金がない。

そこで氷の張った裏の沼で着物を脱いで氷の上に伏したら、体の熱で穴があき、鯉が二匹跳ね出した。

「間抜けだな。氷が溶けたら、沼に落っこちて往生(=王祥)だ」

「お前みたいな奴は命を落とすが、王祥は親孝行。その徳を天が感じて落っこちない」



もう一つ、孟宗も親孝行で、寒中に母親が筍を食べたいと言う。

「唐国のババアってのは食い意地が張ってるな」

孟宗、鍬を担いで裏山へ。雪が積もっていて、筍などない。

一人の親への孝行もできないと泣いていると、足元の雪が盛り上がり、地面から筍が二本が出てきた。



また、呉孟は、母親が蚊に食われないように、自分の体に酒を塗って蚊を引きつけようとしたが、その孝心にまた天が感じ、まったく蚊が寄りつかなかった。



感心した親不孝男、さっそくマネしようと家に帰ったが、母親は鯉は嫌いだし、筍は歯がなくて噛めない。

それなら一つ蚊でやっつけようと、酒を買う。



ところが、体に塗るのはもったいねえと

グビグビやって、裸のまま熟睡。

朝起きると蚊の跡がないので、喜んで

「バアさん、見ねえ。天が感じた」

「あたり前さ。あたしが夜っぴぃて扇いでたんだ」m(__)m



いくつになっても頭が上がりません。
posted by 葵家 金太郎 at 21:01| 静岡 ☀| Comment(0) | 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月09日

落語入門24〜鰍沢〜

東京は16年ぶりの大雪。雪を舞台にした噺と言えばやはりこの名作。
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身延山へお詣りする旅人。小室山で毒消しの護符を受けてご本山へ。大雪の中、雪下ろしの三度笠、回し合羽に道中差し、振り分けの荷物、足腰は厳重なこしらえ。船着き場の鰍沢(かじかざわ)に向かったが、行けども行けども人家はない。あたりは暗くなり、凍え死にするかと思った時、遠くに灯りが見えた。
家の女に鰍沢に出る道を聞いたが、分からない。一晩の宿を頼んだが、食事も布団もないが雪をしのぐだけなら良いと言う。広い土間と奥の壁には獣の皮が2枚。そこに鉄砲があって猟師の家と分かった。

囲炉裏のたき火にあたりながら女を見ると26、7。色白で鼻筋の通った目元に少し剣があるが、口元はしまって輪郭の良い顔立ち。顎の下から喉のあたりに突き傷があった。
女の名はお熊。江戸は浅草の方にいたと言う。

「ひょっとして、吉原の熊蔵丸屋の月の戸花魁じゃござんせんか」
「おまはんだれ」
「お酉様の晩に花魁の座敷に上がって世話になりましたが、改めて伺ったら『心中した』と聞きまして…」
「心中をしそこなって、品川溜めへ。女太夫になるところを危うく男と逃げて、ここに隠れているの」

亭主はここで熊の膏薬をこしらえ、町に売り歩いていると言う。旅人は胴巻きから25両の包みの封を切って、心付けだと半紙に2両包んで差し出した。
ここの地酒は匂いが強いからとお熊が作った玉子酒。下戸の旅人は疲れが出て、隣の三畳で眠りに落ちる。

お熊が酒を買いに雪の中に出たところへ、入れ違いに亭主の伝三郎が帰って来た。外は寒かったので残ったた玉子酒を一気に飲むと、急に苦しみ出した。
帰ってきたお熊はあわてて、
「何てことを。身延参りのカモを一羽泊めたんだ。胴巻きに100両はありそうだから、お前さんに仕留めてもらうまで、逃げられないように玉子酒にしびれ薬を仕込んだんじゃないか」

これを隣の部屋で聞いて驚いた旅人。しびれた体にむち打ってこっそり逃げ出した。毒消しの護符を雪で飲み込むと効いてきたのか、戻らなくても良いものを部屋に戻り、振り分け荷物と道中差しを取ると一目散。

物音に気づいたお熊は、亭主の仇と鉄砲を持ってぶち殺すと追いかける。
懸命に雪を蹴立てて逃げる旅人が行き着いたのは、そそり立つ絶壁。眼下には鰍沢。降り続いた雪で水勢が増し、激しい急流、切りそいだような崖。前は崖、後ろはお熊。
ひたすら合掌すると、雪崩で川底に投げ出され、筏の上へ。同時に道中差しがつなぎ止めてあった藤蔓を切った。筏は流れ出し、岩にぶつかってバラバラに。

一本の材木につかまって「南無妙法蓮華経」。
崖の上から、片膝ついたお熊が旅人に十分狙いを込めている。
「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」
お題目を唱えていると、銃声とともに弾は旅人のまげをかすめて後ろの岩にカチーン…。

「ああ、これも御利益。お材木(お題目)で助かった」m(__)m

(注)写真は歌川広重の『木曽路之山川』。鰍沢もこんな情景であったと思います。
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posted by 葵家 金太郎 at 05:57| 東京 ☀| Comment(0) | 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

シャガール展

おなじみの小咄から。

美術館にて。
奥様「あの絵はシャガールかしら?」
館員「奥様、あれはモネでございます」
奥様「じゃ、あの絵はシャガールね?」
館員「奥様、あれはゴッホでございます」
奥様「あ、これなら分かるわ。ピカソね!」
館員「奥様、これは鏡でございます」m(__)m

さて、オフィスの仕事帰りに同じビルにある静岡市美術館へ『シャガール展』を見に行きました。
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恥ずかしながら初めて来ましたが、白を基調としたキレイな美術館で気持ち良かったです。
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パリ・オペラ座の天井画やメッス大聖堂のステンドグラス、聖書を題材にした作品等々、鮮やかな色彩でかなり見応えがありました。
ユダヤ人として戦禍を乗り越えながら、晩年も旺盛な制作意欲で、97歳で波乱の生涯を終えたシャガールの情熱に圧倒されました。
posted by 葵家 金太郎 at 19:59| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

落語入門23〜猫の災難〜

DSC_0087.jpg 

ラムちゃん♪の可愛い顔を見ながら、猫にまつわる噺でも。

文無しの熊五郎。朝湯から帰って一杯やりたいが、先立つものがない。
呑みてえ、呑みてえとうなっていると、隣のかみさんが声をかけてきた。
見ると、大きな鯛の頭と尻尾を抱えている。
猫の病気見舞いにもらって、身を食べさせた残りだという。
捨てると言うので、頭は眼肉がうまいんだから、ともらい受ける。

これで肴はできたが、肝心なのは酒。
猫が見舞いに酒をもらってくれねえかとぼやいている。
そこへ、兄貴分がおめえと一杯やりたいと、やって来た。
何か肴が…と見回し、鯛の頭を発見した兄貴分。
台所のすり鉢をかぶせてあるので、真ん中があると勘違い。

こんないいのがあるのなら、おれが酒を買ってくるからと大喜び。
近くの酒屋は借りがあるので、二丁先まで、五合買いに出てしまった。

さて、困ったのは熊。今さら猫のお余りとは言いにくい。
兄貴分が帰ると、おろした身を隣の猫がくわえていったとごまかす。

「それにしても、まだ片身残ってんだろ」
「図々しいもんで、もう片身は爪で引っかけると小脇に抱えて」
「何?」
「いや、肩へひょいと…」

日ごろ隣には世話になってるんで、我慢してくれと頼み込む。
兄貴分、不承不承代わりの鯛を探しに行った。

熊、ほっと安心するが、酒を見るともうたまらない。
冷のまま湯飲み茶碗でさっそく一杯。
どうせあいつは一合上戸で、たいして呑まないから。
いい酒だ、うめえうめえと一杯また一杯。

これは野郎に取っといてやるか。
徳利に移そうとした途端にこぼしてしまう。
もったいないと畳をチュウチュウ。
気がつくと、もう徳利一本分しか残っていない。

やっぱり隣の猫にかぶせるしかないと
「猫がまた来たから、追いかけたら座敷の中を逃げ回った。
逃げるときに一升瓶を引っかけて、全部こぼしちまった」
と言いわけすることに決めた。

そう決まれば、もう残しとくことはねえ。
ひどいもので残りの一合もグイーッ。
とうとう残らず呑みやがった。

いい心持で小唄をうなっているうち、
「こりゃいけねえ。猫を追っかけてる格好をしなきゃ」
と、向こう鉢巻に出刃包丁。
「あの猫の野郎、とっつかめえてたたっ殺して」
と一人でうなってると、待ちくたびれてそのままウトウト…。

一方、鯛をようやく見つけて帰った兄弟分。
酒が一滴もないのを知ってビックリ。
猫のしわざだと言っても今度はダメ。

「この野郎、酔っぱらってやがんな。
てめえが吞んじゃったんだろ」
「こぼれたのを吸っただけだよ」
「よーし、おれが隣ィどなり込んやる。
猫に食うもの食わせねえからこうなるんだ!」

そこへ隣のかみさんが
「ちょいと熊さん、いい加減にしとくれ。
さっきから聞いてりゃ、隣の猫、隣の猫って。
うちの猫は病気なんだよ。
お見舞いの残りを、おまえさんにやったんじゃないか」

「この野郎、どうもようすがおかしいと思った。
やい、おれを隣に行かせて、どうしようってえんだ」
「だから…猫によくお詫びをしてくんねえか」m(__)m
posted by 葵家 金太郎 at 10:45| 東京 ☀| Comment(0) | 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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